福岡地所人事発表 新社長に榎本一郎専務 天神の再開発強化、若返り

 地場大手デベロッパーの福岡地所(福岡市博多区)は29日、専務の榎本一郎氏(40)が社長に昇格する人事を発表した。トップの若返りを図り、福岡・天神地区の再開発などをさらに強化する。榎本氏は、昭和54年から平成15年まで社長を務めた榎本一彦会長(71)の長男。石井歓(かん)社長(61)は代表権のない副会長に就く。

 28日の取締役会で人事案が承認された。8月11日の株主総会後の取締役会で正式に決定する。

 榎本一郎氏は、以前から後継候補に取りざたされており、26年8月に代表権のある専務に就任した。

 米ノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院で経営学修士(MBA)を取得するなど、金融・不動産に豊富な知識を持っており、天神で進める再開発プロジェクト「天神ビジネスセンター」などの事業加速を狙う。

 石井氏は日本政策投資銀行出身で、平成23年に社長に就任した。他社に先駆けて、天神再開発の計画にめどを付けた。

 榎本一彦会長は留任、八木聖二副会長は退任する。

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【プロフィル】榎本一郎

 えのもと・いちろう 昭和49年生まれ。ラ・サール高校、東大法学部卒業後、平成9年に日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。15年9月福岡地所入社。取締役、常務を経て、26年8月から代表取締役専務。

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