減塩のコツ、楽しく学ぼう-。県健康づくり推進課は、減塩をテーマにした紙芝居やCDなどを作成した。減塩を実践するためのコツを知ってもらい、日ごろの食生活に生かしてもらうことで、県民の「健康寿命」を伸ばすのが狙い。
作成したのは減塩紙芝居▽減塩ソング(CD)▽減塩リーフレット▽減塩教室実施マニュアル-の4つ。主に県の減塩キャラクター「げんえもん」が登場し、減塩生活を送るためのポイントを説明する内容となっている。
いずれも各家庭のほか、市町村が住民らを対象に開く減塩教室(健康づくり教室)や地域の自治会の集まり、子育て世代が集まる幼稚園や学校の保護者会などで使ってもらうことを想定。減塩ソングはBGMとしても利用してもらう。
減塩紙芝居は、A3判で全16枚。げんえもんが減塩を身につける修業の旅に出るというストーリーだ。分かりやすいイラストで、食事をする際には「めん類の汁は残す」「塩むすびや、みそ汁が食べたいときは野菜をたっぷりとる」「薬味やだし、レモンなどをうまく活用する」といった工夫を紹介している。
減塩ソングは、「塩の代わりにうまみを増やせば体も喜ぶ」、「味付け便利な調味料より 野菜たっぷり自然のおいしさで」などシンプルな歌詞と口ずさみやすいメロディーが特徴。同課の担当者は「特に子育て世代の人に、減塩のコツや工夫を積極的に知ってほしい。気軽に利用して」と呼び掛けている。
紙芝居、リーフレット、マニュアルは同課のホームページからダウンロード可能。減塩ソングも聴くことができる。紙芝居やCDは貸し出しも受け付けている。問い合わせは同課(電)0742・27・8662。