自民党の野田聖子元総務会長は26日に東京都内のホテルで開かれた国際女性ビジネス会議で講演し、「これからのリーダーは強いリーダーではない。自分が嫌だと思っている人たちをも受容する力が必要だ」と述べ、9月の党総裁選への出馬意欲をにおわせた。野田氏の講演の詳細は以下の通り。
【安倍首相と同期の桜】
改めまして皆さん、おはようございます。ただいま国際女性ビジネス会議実行委員会委員長の佐々木かをりさんからご紹介いただいた。佐々木さんと上智大学の同級生の野田聖子です。今回は佐々木さんが頑張って取り組んできたこの会が20回を迎えるとの節目に当たって、同級生のよしみで何か話せということで、うれしく興奮に満ち満ちて出かけてきたところだ。20回ということなので、すこし方に力をいれて仰々しく話そうと思っていたら、経団連副議長の吉田晴乃さんがあまりに緩くきたものだから、今日はいろんな人が、少しマスコミの人もいるんですかね、失言大敵でございますので、寸止めしながら思いの丈を伝えていきたいと思う」
私が実は国会議員になったのは23年前。みんな「えっ」と思うかもしれませんけど、先ほどたいそう立派な演説をされた安倍総理大臣。国会においては同期の桜でございまして、同じ当選8回だ。少し私のほうがみすぼらしく見えるかもしれませんが、安倍さんと一緒に多難な日本の歴史の中で歩んできた1人だ。最近若干、路線がズレ始めているのが気になるところなんですが、それぞれが信じるものを形にしていけば、世の中良くなる、総合力が大切なんだと思っているところでございます。