別居の妻が面会妨害し娘と会えず 制裁金4倍の決定 名古屋高裁 「子の利益優先」民法改正じわり

 また、熊本地裁は今年3月、妻が連絡方法をメールから郵送に変え、次男と夫の面会を意図的に遅らせたと認定し、妻と妻側弁護士に損害賠償20万円を夫に支払うよう命じた。面会をめぐり弁護士に賠償責任を認めたのは珍しいという。

 面会をめぐる動きについて早稲田大法学学術院の棚村政行教授(家族法)は、民法改正の趣旨が徐々に浸透していることを評価しつつ、「裁判所の判断の強制力が強まると、両親が子供そっちのけで勝ち負けにこだわってしまい、子供のための取り決めを守らないこともある。両親への教育的な働きかけの充実も求められている」と話した。

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 間接強制 民事執行法に基づく強制執行の1つ。裁判所が決定した取り決めが守られない場合、相手方に制裁金を支払うよう命じ、義務の履行を促す。相手方が応じない場合、制裁金の増額を裁判所に求めることもできる。