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花田紀凱の週刊誌ウォッチング〈524〉

意見の対立自体が間違い…「集団的自衛権は合憲」の憲法学者座談会 『新潮』が見せた切れ味とは

衆院本会議で民主党などが退席するなか安保関連法案が可決した=16日午後、国会内(三尾郁恵撮影)
衆院本会議で民主党などが退席するなか安保関連法案が可決した=16日午後、国会内(三尾郁恵撮影)

 暑い!

 週刊各誌も暑さボケか、合併号に向けてネタをため込んでいるのか低調。

 唯一、斬れ味を見せたのが『週刊新潮』(7月30日号)の「なぜか疎外されている『集団的自衛権は合憲』の憲法学者座談会」。

 出席者は百地章(日本大法学部教授)、長尾一紘(中央大名誉教授)、浅野善治(大東文化大大学院教授)の3氏。

 長尾氏の違憲論学者批判。

 〈日本の憲法学者は9条に関する限り、まるでガラパゴス諸島の生物です。昭和20年代で思考停止してしまったようです。主権国家が当然保有する、集団的自衛権について賛成と反対の意見が対立していること自体が間違いで、世界中でも、こんな議論をしているのは日本だけ。国際的な基準に合わせるべきでしょう。集団的自衛権に反対する声があること自体が異常ですが、それを異常と認識しない人々もまた異常と言わざるを得ません〉

 なかでも小林節・慶応大名誉教授の無節操ぶりを百地氏が糾弾。

 〈2008年には「集団的自衛権は海外派兵を当然の前提としている(中略)」から違憲と発言。ところが13年には「独立主権国家が『個別的自衛権』と『集団的自衛権』の両方を持っていると考えるのは、国際法の常識(中略)解釈を変更すべきでしょう」と合憲に傾いた。それが翌14年には(中略)「集団的自衛権の行使を解禁することは、私は無理だと思う」と再び「違憲」と言い出した〉

 益すること多い座談会だ。