世界の議論

「2030年にミニ氷河期」大論争 英研究チームが衝撃の警告…気になる大論争の行方

南緯66°33′以南の南極圏に入り、ボートで海氷の上に上陸した観光客。風も波もない穏やかな天候のため、流氷への上陸が可能となった=南極半島・クリスタル海峡
南緯66°33′以南の南極圏に入り、ボートで海氷の上に上陸した観光客。風も波もない穏やかな天候のため、流氷への上陸が可能となった=南極半島・クリスタル海峡

 日本をはじめ主要国が地球温暖化対策として、15年後の2030年をターゲットに温室効果ガスの削減目標を設定しようとするなか、その2030年には地球に「ミニ氷河期」がやってくる-。英国の研究チームが数学モデルに基づき発表したこんな衝撃的な研究結果が欧米で大論争を巻き起こしている。この研究チームは、新たな算定方法で、太陽の活動周期をもとに、ほぼ100%の確率で15年後にはミニ氷河期がやってくると警告している。(SANKEI EXPRESS

「太陽の活動、60%減」

 英紙インディペンデントや米紙ウォールストリート・ジャーナル(いずれも電子版)などによると、この研究結果は、英ノーサンブリア大で応用数学や天文学を専攻するバレンティーナ・ザーコバ教授の研究チームが今月、英ウェールズで開かれた王立天文学会の国立天文会議で発表したものだ。

会員限定記事会員サービス詳細