【アジアの目】ミャンマー ダウェイ開発に難題山積(1/3ページ) - 産経ニュース

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アジアの目

ミャンマー ダウェイ開発に難題山積

 先週末に開かれた日本とメコン5カ国(タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマー)首脳会議で、最も日本企業の関心を呼んだのが、ミャンマー南部で計画されているダウェイ経済特区(SEZ)の開発プロジェクトだ。日本、ミャンマー、そしてタイ政府が開発協力に関する意図表明覚書(MOI)に署名。これで東南アジア諸国連合(ASEAN)でも最大級のSEZ開発が動き出すと、関係者は盛り上がった。

完成に30~50年

 しかし、現実はそうはいかない。「ダウェイ開発は簡単ではない。できるのに30年や50年はかかる。もし、開発が順調に進んでも成果を得るのはタイで、ミャンマーに成果が回ってくるのはその後だ」-。

 ミャンマーのテイン・セイン大統領の同行筋は先週、こう言って、ダウェイ開発に関するタイとの温度差をめぐるミャンマー側の本音を漏らした。

 せっかくの合意に水を差すようだが、こうした温度差はタイとミャンマーに限らない。日本でもダウェイ開発をめぐり、どちらかというと前のめりの経済産業省に対し、外務省は慎重な姿勢だ。