海水浴マナー向上条例、館山市が千葉県内初制定 水上バイク、深酔い、入れ墨露出は×

 館山市は海水浴場での水上オートバイの乗り入れや入れ墨の露出などを禁止する「安心・安全な館山の海水浴場の確保に関する条例」を制定した。海水浴場のマナー向上に関する市条例制定は県内初。市では今夏から「海水浴場監視監」を雇用し、違反行為の防止や指導に力を注ぐ。

 市プロモーションみなと課によると、昨年は市内8カ所の海水浴場に計約7万人が訪れた。観光スポットとして人気を博す一方で、ごみのポイ捨てや危険行為などマナーの悪い利用者に悩まされていた。特に新井海水浴場は水上オートバイの愛好家から航行スポットとして親しまれてきたが、一部の利用者が遊泳区域内で走らせるなど危険な行為が目立つようになった。

 市では平成21年に海での正しい遊び方を利用客に求めるルールブックを作ったが、マナー違反者の増加に伴い、危険行為を厳しく指導できる条例の制定が急務となっていた。

 今年6月の市議会で可決された同条例では、遊泳区域内や付近における水上オートバイなどの乗り入れや、深酔い状態での遊泳などの危険行為を禁止。さらに入れ墨の露出など、観光地としてのイメージダウンや住民の迷惑につながる行為も禁じている。

 条例の適用は海水浴場の開設期間中で、館山署が臨時交番を設置したり、市が警察OBによる監視監を雇ったりして、禁止行為に対しては厳しく指導、勧告する。海開きした今月18日には関係機関が合同パトロールを行い、条例の内容を知らせるチラシを配るなどした。市の担当者は「今後も周知活動を積極的に行っていきたい」と話している。

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