「中国脅威論を誇張」防衛白書に中国 韓国も竹島で反発

 中国外務省の華春瑩報道官は今月初めに防衛白書の概要が伝えられた際、「中国の軍事力の発展に日本がとやかく言う権利はない」と反発。共産党機関紙、人民日報(海外版)もコラムで、「他国の脅威を誇張し被害者のふりをするのは、軍事的な野心と行動の口実を作るため」などと日本脅威論を展開した。

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 【ソウル=名村隆寛】防衛白書に竹島が日本の領土だと記載されたことについて、韓国国防省は21日、在韓国日本大使館の後藤信久防衛駐在官を呼んで抗議した。国防省幹部は「独島(竹島の韓国での呼称)の領有権に関する記述を即時に是正し、二度とこうした記述をしないよう強く求める」との内容の抗議文を読み上げ、後藤氏に手渡した。後藤氏は「竹島は日本固有の領土である」とする日本政府の立場を韓国側に伝えた。

 韓国外務省は同日、日本大使館の金杉憲治総括公使を呼び抗議。同省報道官は「日本政府が戦後70年になっても歴史を正しく理解できないことを国際社会に自ら知らしめることに他ならない。国交正常化50周年で日本が歴史を直視するなか、韓日両国の新たな未来を開こうとする韓国の努力を無実化させる行為だ」と抗議する声明を発表した。

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