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アイドルの成長物語が若者に共感 アイドルアニメ「ラブライブ!」 巧みなメディア展開 

 6月に公開された劇場版も好調を維持している。配給会社の松竹によると、土日2日間の観客動員ランキング(興行通信社調べ)で、3週連続で首位を記録。劇場版限定の特典グッズ効果もあり、今月12日現在の観客動員数は約115万人、興行収入は約16億5500万円で、関係者は「20億円の突破はほぼ確実。ジブリやファミリー向け以外のアニメでは、驚くべき数字だ」と語る。

キャラの持つ魅力

 人気の鍵は「メディアミックス」の巧みさだ。スマホゲームやアニメ、映画など多様なメディアに展開し、ファンの関心をひきつけ続けるとともに、各メディアの特性を生かした楽しみ方を提供することで、ファンが作品世界に入り込める仕組みを作っている。

 その上で、アニメ情報サイト「アニメ!アニメ!」の数土直志編集長は「キャラクターの持つ魅力」を指摘する。「元気な子や澄ました子、子供キャラ…。『アイドルはこういうバランスだとうれしい』というファンの要求に応えている。キャラクターデザインは今どきで、ストーリーも王道かつ出来が良い。普通の女子高生が悩み、もがきながらもメンバーとともに成長する姿を見て、等身大の共感を感じるファンが多いのでは」と語る。

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