胡錦濤氏元側近の令計画氏、収賄容疑で逮捕へ 中国、党政治局会議が党籍剥奪決定

 【北京=川越一】中国国営新華社通信によると、中国共産党中央政治局会議は20日、巨額の賄賂を受け取ったなどとして、人民政治協商会議(政協)の令計画元副主席の党籍剥奪を決めた。党中央の決定を受け、最高人民検察院(最高検)は、令氏を収賄の疑いで立件し、逮捕することを決めた。

 同通信は、令氏が地位を利用し、自身や親族を通じ巨額の賄賂を受け取ったほか、党や国家の機密を大量に違法取得したとして、「共産党の規律に反し党のイメージを損ねた」と批判した。多数の女性との不適切な関係も指摘している。

 令氏は胡錦濤前国家主席の元側近で胡氏と同じ共産主義青年団(共青団)派。一時は最高指導部入りもささやかれていた。

 2017年の次期党大会の人事に向け、胡氏らの派閥を牽制(けんせい)する狙いがうかがえる。