浪速風

「養生訓」が教える熱中症対策

靱公園で水遊びをする子供たち=大阪市西区(甘利慈撮影)
靱公園で水遊びをする子供たち=大阪市西区(甘利慈撮影)

夜中にしきりと目が覚めた。だるくて熱っぽく、頭痛もする。風邪かと思ったが、足がつったので、ひょっとしてこれが熱中症だろうかと疑った。台風が去って近畿地方も梅雨明けが発表された。蒸し暑く、窓を開けていたのにそよとも風が入らない。この夏初めてエアコンをつけた。

▶昨日は土用の入りだった。土用は四立(立春、立夏、立秋、立冬)の直前の約18日間で、季節の変わり目に当たり、とくに夏の土用は体調を崩しやすいとされる。貝原益軒は「養生訓」で、季節ごとの気温や湿度などの変化に合わせた体調管理によって、健康な身体での長寿が得られると説いた。

▶「風・寒・暑・湿にあはば、おそれて早くふせぎしりぞくべし」。つまり予防が大切である。熱中症を防ぐには、こまめに水分や塩分を補給し、炎天の屋外での活動を避け、節電も必要だががまんせずに冷房を利用すべきだ。とくに高齢者は室内でも危ない。猛暑の本番はこれからである。