西伊豆感電事故

男児が電気柵に接触、断線か…電線が川につかり次々感電の可能性

 静岡県西伊豆町で動物よけの電気柵付近で7人が感電し、うち2人が死亡した事故で、川遊びをしていた男児が左手に大やけどを負い指を断裂する重傷を負っていたことが20日、県警下田署への取材で分かった。県警は、男児が電気柵に接触した際に電線の一部が断線して川につかり、助けに向かった人々が次々に感電したとみて調べている。

 また、電気柵の電源が、近くにある農機具小屋の家庭用コンセント(電圧100ボルト)だったことも判明。ぬれると皮膚の電気抵抗が大幅に下がるため、電気保安協会の関係者によると、100ボルトの電気に接した場合は、ショック死する可能性があるという。

 電気柵はアジサイの花壇を鹿から守るために近隣の男性が設置。静岡県によると、30ボルト以上の電源を使用する電気柵を人が簡単に立ち入る場所に設ける場合は漏電遮断器を設置するよう義務付けられている。事故後に現場に入った人が「水の中でピリピリした」と話しており、事故時も漏電していた可能性が高いことなどから、県警は安全対策に不備があったとみて業務上過失致死傷容疑での立件も視野に捜査を行う方針。