社会人野球通信

ミスター社会人野球ホンダの西郷泰之 42歳の目標は都市対抗最多の通算15本塁打

 チームの勝利を最優先にして戦いながら積み重ねてきたのが、都市対抗通算14本塁打の勲章だ。2012年のTDK戦で14本目を放った際には、「打った瞬間に入ると思った」と健在ぶりをアピール。あれから3年がたったが、新記録を樹立するだけの力は残されているはずだ。

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 憧れだったプロには届かなかった。アトランタ五輪をともに戦った井口(ロッテ)と福留(阪神)は米大リーグでもプレーし、松中(ソフトバンク)や谷(オリックス)、今岡(元阪神など)らもプロのレギュラーとして長く活躍。遠ざかる戦友の背中を見ていて、野球をあきらめようと思ったときもあった。

 現役に踏みとどまらせてくれたのも野球だった。故障でグラウンドに立てなかったこともある。2004年には本社の事情によって野球部が活動を一時停止し、08年には休部を余儀なくされた。野球を奪われそうになるたびに、体中を駆け巡ったのは「やっぱり野球をやりたい」という情熱だった。

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