一方、枝野氏は「首相のやり方ではダメだという意味では一致している」と語り、他の野党との連携による成立阻止にも意欲を示した。番組には与野党各党の幹事長らが個別に出演し、共産党の山下芳生書記局長、社民党の又市征治幹事長も枝野氏の野党共闘の呼び掛けに賛同した。
ただ、維新の党の柿沢未途幹事長は、衆院で否決された同党の対案について「参院にも提出し、堂々と論戦していきたい」と述べ、与党との修正協議にも期待を示した。
柿沢氏はフジテレビ「新報道2001」でも参院への対案提出を明言した。同じ番組で民主党の細野豪志政調会長は「自民と維新が腹を割って議論しているように見えない」と述べ、与党と維新の修正協議を批判。これに対し、柿沢氏が「なぜ私を敵に回すのか分からない。民主党も対案を出せばいい」と反発するなど、野党は相変わらず足並みの乱れを露呈している。