桶川の女子高生死亡 学校側、用水路氾濫対策を前から市に要望

 台風11号の影響で増水した桶川市の用水路に通学中に転落し、18日に遺体で発見された高校2年、武石柚衣(ゆい)さん(16)=北本市=が通う県立桶川西高校の中山幸男校長は同日、記者会見を開き、「成績は上位で部活動にも真剣に取り組むまじめな性格だった。尊い命をなくし無念で仕方ない」と悔しさをにじませた。

 会見で中山校長は、これまでも台風や大雨の度に用水路が氾濫していたため、桶川市に対策を取るよう要望してきたことを明らかにした。同校では道路冠水の場合には迂回(うかい)するよう指導し、生徒手帳に迂回ルートを記していたという。

 同校は17日が終業式で夏休みを迎える予定だった。中山校長は「なぜあの道を通ってしまったのか。安全確保に向け、生徒たちにもう一歩踏み込んだ指導をしていきたい」と話した。

 上尾署によると、捜索3日目の18日午前9時45分ごろ、県防災ヘリが転落地点の桶川市川田谷から約3キロ下流の上尾市領家で人が用水路に沈んでいるのを発見。地上で捜索していた県警機動隊が遺体を引き上げた。転落地点付近からは武石さんの自転車も見つかったという。

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