JR西日本和歌山支社は18日、台風11号の影響で和歌山県広川町のJR紀勢線広川ビーチ-紀伊由良間で発生した土砂崩れで運転を見合わせていた和歌山-新宮間のうち、箕島-御坊間を除く区間の運転を再開させた。京都・大阪方面と新宮などを結ぶ特急「くろしお」は終日運転を取りやめ、普通電車も一部運休したため約9700人に影響したという。
JR西によると、広川町の土砂崩れでは、線路脇の斜面が崩壊。同社は復旧作業を急いでいるが、この区間の運転再開のめどは立っていないという。
一方、新宮-三輪崎間で17日に発生した線路下の土流出は復旧作業が終了し、運転が再開した。