台風11号

満員1600人缶詰め、大雨でJR新快速4時間立ち往生、19人救急搬送

 台風11号による大雨の影響で、17日午後10時50分ごろ、京都府大山崎町のJR京都線山崎駅近くで雨量計が規制値を超え、敦賀発姫路行き下り新快速電車(12両編成)が止まった。電車は立ち往生し、乗客約1600人が4時間近く閉じ込められ、気分が悪いと訴える乗客が続出。19人が搬送された。

 JR西や乗客によると、立ち往生した新快速の車内は混雑し、嘔吐(おうと)する乗客もいた。地元消防が体調の悪い乗客を車内から救急搬送した後、18日午前2時40分ごろに電車を山崎駅まで動かして乗客を降ろした。帰宅手段がないなどの理由で約300人が車内にとどまるなどし、午前5時ごろ、並行して走る阪急京都線の駅に向かった。

 JR西は新快速を山崎駅まで動かすまで4時間近くかかったことについて「救急搬送への対応を優先した」などと説明している。消防によると、搬送者のうち男性1人は自力で歩けない状態だが、全員意識があるという。ほかに新快速と特急計5本が客を乗せたまま一時立ち往生した。

 今回の台風11号で、近畿地方は24時間の最大雨量が、和歌山・兵庫・京都の3府県の観測地点で観測史上最大となった。

 大阪管区気象台によると、24時間降水量は兵庫県洲本市で333・0ミリ▽和歌山県湯浅町で374・5ミリ▽京都府長岡京278・0ミリ-だった。