浪速風

時代先取りした「おもしろおかしく」の経営

【浪速風】時代先取りした「おもしろおかしく」の経営
【浪速風】時代先取りした「おもしろおかしく」の経営
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駆け出しの京都支局時代に堀場雅夫さんを取材した。「元祖学生ベンチャー」の専門分野はチンプンカンプンだったが、飾らない人柄に魅了された。帰りしなにいち早く週休2日制を導入したカレンダーをいただいた。休業日が多いのに驚くと、「いずれ(週休)3日にしようと思てます」。

▶8時間勤務を10時間にすれば、3日休んでも週40時間。工場の隣に寮を設けて通勤のロスをなくす。「しっかり休む方が、仕事の効率が上がりアイデアも出る」。残業代のコスト増がネックとなって働き方改革は実現しなかったが、政府も労働時間の規制を緩和する「ホワイトカラーエグゼンプション」導入に動き出した。

▶時代がようやく堀場さんに追いついたのだろう。「イヤならやめろ! ただ本当にイヤだと思うほどやってみたか?」「おもしろい仕事をするか、おもしろく仕事をするか。その二つしか成功の道はない」。社是である「おもしろおかしく」を貫いた生涯だった。