競技かるたを題材にした漫画・アニメ「ちはやふる」に登場する大津市と福井県あわら市、東京都府中市の3都市が18日から、聖地巡礼キャンペーンを共同で展開する。作中の登場場面とモデルになった風景が比較できるオリジナルの「聖地カード」を、各市で無料配布。カードをゲットした巡礼者には、各聖地の特産品などが抽選でプレゼントされる。12月31日まで。
「ちはやふる」は、競技かるたクイーンを目指す主人公・綾瀬千早と幼なじみの真島太一、千早に競技かるたを教えた綿谷新の3人を中心にした青春ストーリー。作中、大津市は近江神宮のある「かるたの聖地」、あわら市は新の故郷、府中市は3人が出会ったまちなどとして、それぞれ描かれている。
大津市では平成24年、びわ湖大津観光協会などを中心に「ちはやふる・大津」キャンペーン実行委員会を設立。京阪石山坂本線でラッピング電車を走らせ、かるたの聖地をPRする看板を設置してきた。あわら市でも昨年、これを題材にしたイベントが始まり、府中市でも関連行事が計画されているため、相乗効果をねらって3都市共同で、聖地巡礼キャンペーンを展開することが決まった。
キャンペーンでは、作中の登場場面とそのモデルとなった風景を紹介した「聖地カード」を6種類発行する。各市に配布場所を2カ所設け、それぞれ1種類のカードを配布。3都市の6カ所を巡礼すれば、全6種類をゲットできる。
カードは今月18日を手始めに、9月26日からと11月7日からの3回に分けて配る。各回ともカードがなくなり次第、配布終了。大津市では、近江神宮時計館宝物館とおごと温泉観光公園が配布場所となる。