プルデンシャルが生命保険の信託子会社を設立

 プルデンシャル生命保険は14日、生命保険信託を手がける全額出資子会社「プルデンシャル信託」の営業を10月をめどに開始すると発表した。契約者が受取人の保険金の使い道をあらかじめ設定できる。

 受取人が、未成年、障害者など保険金の管理に不安がある場合や契約者が認知症のケースを主に想定している。受取人を学校法人やNPO法人などに指定することも可能という。

 新会社の受託金額は100万円など低額の保険金でも契約できるのが特徴で、管理手数料なども年2万円。従来は、三井住友信託銀行と提携して2010年から生保信託を扱ってきたが、受託金額が3000万円以上などと対象者を限定していたため、契約件数は62件にとどまっていた。

 プルデンシャル生命保険は、300万人超の契約者のうち、対象者は11万6000人にのぼるとしている。

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