石原氏、新国立の財源捻出策「都民以外の通勤者から徴収したら」

 石原氏はまた、新国立競技場のデザイン採用を決めた審査委員会で委員長を務めた建築家、安藤忠雄氏(73)を擁護。「選んだのは安藤さんだが、工費はゼネコンが決めること。彼の責任ではない」と述べた。

 さらに、今回の混迷を招いたのは「大物政治家がいないから。今の担当大臣は小物すぎる」とバッサリ。立て直し策として「有無を言わせずにやらせる大物が必要だ。今なら菅(義偉)官房長官にやってもらうしかない」と強調した。

★先月「熱中症」も翌日は元気な姿

 石原氏は昨年12月の衆院選に次世代の党から比例代表東京ブロックで出馬したものの落選。政界引退を表明した。今年春の叙勲では旭日大綬章に選ばれた。6月7日に島根県益田市で開かれた講演会の途中に体調不良を訴え緊急搬送されたが、翌8日には「軽い熱中症になったみたい」と元気な姿を見せた。同19日には、政界引退を公言している維新の党最高顧問、橋下徹氏(大阪市長)の政治資金パーティーに出席。「みなさんの力で(橋下氏を)ぜひ国政に」と呼びかけて、会場を沸かせた。

会員限定記事会員サービス詳細