日韓・韓日議連が10日の合同総会で採択した共同声明の全文は以下の通り。
【共同声明】
日韓・韓日議員連盟は、2015年7月10日、日本国東京において第38回合同総会を開催し、次の通り共同声明を採択した。
日韓両国の議員連盟は、日韓両国が自由、人権、民主主義、市場経済などの基本的価値を共有しながら、善隣友好関係を発展させてきたことを高く評価するとともに、国交正常化50周年を迎えた今年、友好・協力・発展の歴史を振り返りながら、両国の新たな未来を築く飛躍の年になるよう努力していくこととした。
韓国側は日本政府が村山談話をはじめ河野・菅談話などを通じ侵略と植民地支配に対する反省と謝罪など正しい歴史認識の上で未来志向の関係を構築することが重要であると強調した。日本側はこれら歴代政権の立場を継承していくことを再確認した。
これに関連し、両国議員連盟は、安倍晋三首相の戦後70年の談話には、上記のような歴代政権の立場が反映され、相互信頼に基づいて21世紀パートナーシップ関係を深めるよう努力することに合意した。
その上で、両国議員連盟は日韓首脳会談が両国関係の発展に寄与するよう、早期開催の環境づくりに最大限の努力をしていくこととした。