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「電車内で化粧やめて!!」 地下鉄の駅に異例の啓発ポスター…乗客苦情で決断

 大阪府岸和田市の女性会社員(19)も中学生までは電車で化粧していたが、現在するのは「口紅くらい」。「当時、見られているのは感じていたが、時間がなかった。いまは寝坊したら『すっぴん』で行くか、遅れてでも化粧をして行く」。

羞恥心に変化が…

 ところで、電車での化粧はいつごろから多くなったのか。

 「羞恥心はどこへ消えた?」などの著書がある聖心女子大の菅原健介教授(社会心理学)は「電車での化粧が目立つようになったのは1990年代の終わり頃」という。「この頃、メークのポイントが目に移り、朝の化粧時間が長くなったためではないか」と指摘する。

 一方で、社会的な変化も背景にあるという。「かつて通勤で利用する駅や電車内は知り合いに会うかもわからず、化粧を見られるのは恥ずかしかった。しかし、都市化で近隣住民との関係が薄くなった。知り合いに会わなくなり、電車内は恥ずかしい空間ではなくなった」と分析する。

 しかし、「電車内での化粧は、見知らぬ者同士のマナーを守るためにさまざまな自制をしている人たちには自分勝手に映る。だから周囲が怒ることになる」といい、こうした意識が電車内での化粧が迷惑行為と感じられる背景にあるとみられる。

 ただし、「会社に行けば今でも、他人の前で化粧はしない。トイレで化粧をする。人前での羞恥心はなくなったわけではない」と説明している。