高校野球 宮城大会

石巻西・日野隼太投手(3年)八回まで同点に抑えるも痛恨のサヨナラ負け

【高校野球 宮城大会】石巻西・日野隼太投手(3年)八回まで同点に抑えるも痛恨のサヨナラ負け
【高校野球 宮城大会】石巻西・日野隼太投手(3年)八回まで同点に抑えるも痛恨のサヨナラ負け
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 石巻西が1点リードで迎えた六回裏、2死三塁から、石巻商の中前打で1点を返された。

 4-4の同点となり、追加点のピンチに、表情がゆがむ。そんなとき、服部達弥捕手(3年)から、こう声をかけられた。「チームが打ってくれるから心配するな」

 宮城県石巻市内の高校対決となった2回戦。楽天Koboスタジアム宮城(仙台市宮城野区)のスタンドからも声援がとぶ。チームメートやスタンドの応援団からの励ましを受け、打たれた後も落ち着いて投球を続けた。

 「ピンチでも冷静さを欠かず、淡々としている性格」。母の真由美さん(49)も、息子の精神力の強さに太鼓判を押す。

 その周囲の期待通り、同点に追いつかれた後は、八回裏まで無失点に抑えた。小学校時代にコーチとして指導し、中高時代もプレーを見続けてきた鈴木政人さん(54)は「粘り強さが持ち味の投手。一球一球丁寧に投げている」と評価する。

 しかし、同点のまま迎えた九回裏にピンチが訪れた。2死三塁の状況で、左前適時打を放たれ、4-5で、痛恨の逆転サヨナラ負けを喫した。

 「打たれたらサヨナラだと思い、抑えなきゃと必死だった。次は後輩たちにがんばってもらいたい」

 最後の夏は2回戦で敗退。悔しさをにじませながらも気丈に話し、次の世代に思いを託した。(岡田美月、写真も)

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