耐震シェルターに防災ベッド…購入補助事業スタート 兵庫・南あわじ市 

南あわじ市役所に展示された「防災ベッド」。20日ごろから木質耐震シェルターも展示される予定=7日、南あわじ市役所
南あわじ市役所に展示された「防災ベッド」。20日ごろから木質耐震シェルターも展示される予定=7日、南あわじ市役所

 将来の発生が確実視される南海トラフ巨大地震などの災害に備え、南あわじ市は比較的簡単に設置できる「木質耐震シェルター」や「防災ベッド」の購入費用を最大25万円補助する事業を7月から始めた。市役所本庁舎1階に防災ベッドの見本を展示し、PRを進めている。

 「耐震シェルター」は既存の建物の1部屋に箱形のシェルターを組み込んで、部分耐震化する工法。市が「上限25万円」としている木製タイプは低価格で工事ができる。「防災ベッド」はベッドの周囲を鉄製フレームでガードし、家屋が倒壊しても支えになる仕組み。約6トン~約25トンの重さに耐えられるという。小型の木製耐震ベッドもある。

 補助金が受けられるのは昭和56年5月以前の着工で、市の行う簡易耐震診断で「危険」か「やや危険」と診断された市内の住宅。こうした取り組みは国や県の補助を活用して各自治体で行われているが、津波で甚大な被害が予想される同市は助成額を15万円増やした。市民からの問い合わせもすでに寄せられているという。

 防災ベッドは設置費や輸送費を除くと約20万円~約50万円で、木製シェルターは約25万円~約40万円。住宅の建て替えや耐震工事よりも費用が安く、補助金を活用すれば大幅な負担減となるため、市は「(今回の事業を利用して)少しでも、地震への備えとしてほしい」としている。問い合わせは市都市計画課((電)0799・43・5227)。