26年度の児童虐待相談2132件 407件増、過去最多 静岡 - 産経ニュース

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26年度の児童虐待相談2132件 407件増、過去最多 静岡

 平成26年度の県内の児童虐待相談件数は2132件で、前年度(1725件)より407件増えて過去最高を更新したことが県の調査で分かった。「警察等」からの相談が10年前の約5倍と大幅に増え、児童2人を養育していた女性によるネグレクト(育児放棄など)が1件発生していたことも判明した。

 相談を虐待の種類別でみると、罵声を浴びせるなどの「心理的虐待」が799件(37・5%)で、これまで最も多かった「身体的虐待」を抜いて最多を記録した。以下、「ネグレクト」653件(30・6%)、「身体的虐待」645件(30・3%)、「性的虐待」35件(1・6%)の順だった。

 相談の経路別では、前年度に引き続き「近隣・知人」からの相談が484件で最も多く、「警察等」からの相談は437件で10年前(88件)の約5倍に増えた。

 被害者の年代別でみた相談件数は「小学生」(774件)がトップで、「3歳未満」(472件)がこれに続いた。虐待者別では「実母」が1340件と圧倒的に多く、全体の約63%と過半数を占めた。次いで「実父」578件、「実父以外の父」109件など。

 一方、ネグレクトに当たる事案も1件あり、10代の女児2人を養育する「里親等」に分類される50代の女性が、同居する80代の男性が女児の体を服の上から触るなどした行為を阻止できなかったとして、県から児童福祉法に基づく改善指導を受けた。

 1日からは児童相談所全国共通ダイヤルが覚えやすい3桁番号の「1(いち)8(はや)9(く)」になり、県では虐待が疑われる事案があった場合には早期に連絡するよう呼びかけている。