王滝村から業務委託を受けツアーを手掛ける、「おんたけアドベンチャー」の二宮隆博代表(41)は「自然湖ができたのも御嶽山が噴火したのも、全て自然現象の結果で(自然がもたらした)変化だった。ここでは自然の素晴らしさ、美しさだけでなく、力の大きさや怖さにも気付かされる」と話す。
昨年9月の噴火以降、今も噴煙を上げ続ける御嶽山だが、火山活動は比較的落ち着いている。7月1日には山頂まで約3キロの田の原天然公園で開山安全祈願式が行われるた。
自然湖に火山灰は降らなかったが、それでも観光客は3割ほど減ったという。二宮さんは「訪れる人は減ったが自然の力に逆らわず、ゆっくり回復すれば…」と願っている。(写真報道局・鈴木健児)