世界遺産登録問題

明治の産業革命遺産、ユネスコの審査、5日に持ち越し 韓国側との調整が難航

 韓国側は戦時中に強制徴用された朝鮮半島出身者が一部登録施設で働かされたことを示したい考えで、その方法をめぐっても日韓間に隔たりがあるもようだ。

 審査では21委員国の合意によって登録が決まるのが通例だが、反対意見などで議論がまとまらなければ、規則に従って投票が行われる場合がある。その場合、投票数の3分の2以上の賛成が必要となる。

 一方、世界遺産委員会は4日、韓国が推薦した「百済の歴史地区」の世界文化遺産への登録を決めた。同日の審査で、日本代表は、登録の全面的な支持を表明した。

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