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鉄道貨物復権に期待 イオン、JR貨物が専用列車で商品配送 トラック不足と環境対応

 こうした声に応え、JR貨物は24年度から、内容積が10トントラックとほぼ同じ31フィートコンテナを所有、15年度中には現在の60個から100個に増やす。列車ダイヤも、貨物駅での貨車の付け替えを極力減らすよう駅を改良、高性能の機関車も投入し、所要時間の短縮を図っている。

色めき立つJR貨物

 営業体制も強化した。鉄道へシフトする際の試験輸送の費用を8割助成する「お試しキャンペーン」も実施。26年度の利用者は738件と、25年度の約2倍だ。貨物駅の見学も含めた説明会を7月から全国で開く。

 さらに物流サービスを提案するマーケティングセンターを1月に新設。昭和62年のJR発足後初めて営業職を中途採用し、7月までに23人を確保する。

 自動車から鉄道や海運へ輸送手段の転換を促す「モーダルシフト」が叫ばれて四半世紀余り。「笛吹けど踊らず」の状態が長く続いてきたが、ようやく鉄道貨物復権の兆しが見えてきたようだ。(松村信仁)

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