特産品がアイドルの強みに
アイドルのライブ活動を中心に追うウェブサイト「ミニシアター通信」を運営する竹内みちまろ記者は、「物産のPRが多いと活動の場も広がり、全国へ行く機会も増えるので、ご当地アイドルといえども県外にファンが増える」と強みを指摘する。
上野アメ横アイドル劇場のライブに来た埼玉県の会社員、ハンドルネーム、カズさん(38)は、「たまたまイベントに出演しているのをみて、かわいく、ダンスがうまいのでファンになった」と語る。
J1「モンテディオ山形」ともタッグ
山形県産品を全国へアピールするんまいものプロジェクトを平成26年から始めたサッカーJ1「モンテディオ山形」。今年5月、ファンに寄付金を送ってもらいチームの強化費に充てるかわりに、さくらんぼを送る「サクランボまみれ」を始め、サイトに掲載している。
さくらんぼんBomはそのイメージガールの役割を果たし、コーナーではユニットのブログがリンク。二人三脚で山形県をアピールしている。
突然「んだ!」で爆笑
さて、「山形弁」とひとくくりにしがちだが、内陸と日本海側ではかなり違い、同じ内陸部でも県都の山形市とそれ以外では少し異なる。
「(南陽市出身の)リーダ、ののさんがよくなまる。突然『んだ!』とか言われると笑っちゃう」とエピソードを話す、ゆめめ。
その「のの」(14)が自身の特徴をいかし、今月にリリースするソロCD「No!!No!!!」に、山形弁バージョンも収録した。
「たくさんの県に行って山形をPRし、さくらんぼんBomも山形も有名になるように頑張ります!」(のの)。メンバーの山形県にかける思いは強い。
=敬称略
(昌林龍一、写真も)