好奇心と怖さ、大人も子供も…松たか子×近藤良平の舞台「かがみのかなたはたなかのなかに」 

近藤良平(右)率いるコンドルズの舞台は女人禁制。松たか子は「稽古着の学ランを着せてもらって気分を味わった」と笑う =東京都渋谷区(宮川浩和撮影)
近藤良平(右)率いるコンドルズの舞台は女人禁制。松たか子は「稽古着の学ランを着せてもらって気分を味わった」と笑う =東京都渋谷区(宮川浩和撮影)

 鏡の向こうにはどんな世界があるのだろう。興味はあるけれどちょっと怖い-。子供の頃のそんな好奇心を思い出させる舞台「かがみのかなたはたなかのなかに」に女優、松たか子(38)とダンサーの近藤良平(46)が出演する。観客席には親子専用エリアを設置。長女出産後、初の舞台となる松は「大人も子供も一体感が増す特別な時間になれば」と、母親としての素顔ものぞかせる。(藤沢志穂子)

 「かがみの-」は、原作と演出、出演も兼ねる長塚圭史(40)とバレエダンサーの首藤康之(43)、人気ダンスカンパニー「コンドルズ」を主宰する近藤と松の4人による舞台。海軍将校のタナカ(首藤)と鏡の向こうにいるカナタ(近藤)が、鏡の向こうにいるケイコ(松)をともに好きになる。恋のさや当てに、ケイコの鏡合わせの人物、コイケ(長塚)が絡み、物語は思わぬ方向へ。

 鏡について松が思い出すのは、子供の頃に父の松本幸四郎(72)が歌舞伎の舞台本番前、楽屋の鏡に向かって化粧をする姿を背中ごしに見ていた記憶。「直接ではなく、鏡に映る父を見ることが普通の家庭より多かったと思います」