美浜断層「活動性なし」 検証会合で追認、確定へ 原子力規制委

 原子力規制委員会は2日、関西電力美浜原発の敷地内破砕帯(断層)について、専門家調査団が「活動性はない」と判断した評価書案を別の専門家が検証する会合(ピアレビュー)を開いた。結論に大きな異論は出ず、一部修正した上で、評価書が確定する。

 関電は美浜3号機について、再稼働に向けた新規制基準の審査を申請しており、活断層問題がクリアしたことで、本格審査に入る。ただ美浜は来年11月末で運転制限となる「40年」を迎えるため、運転延長するための審査に残された時間は少ない。

 評価書案は断層に活動性がない理由として、「(大昔にできた)粘土鉱物脈が壊されていない」ことなどを挙げ、活断層の目安となる「13万~12万年前(後期更新世)以降に活動したデータがないと結論付けた。

 美浜敷地内には9本の断層があり、一部は3号機の重要施設を通っている。敷地の東側約1キロには活断層の「白木(しらき)-丹生(にゅう)断層」があり、連動して動く可能性が指摘されていた。

 活断層調査は6原発で行われており、これまで日本原子力発電敦賀(福井県)、東北電力東通(青森県)、北陸電力志賀(石川県)の3原発で活断層の疑いが指摘されている。