浪速風

花言葉のように「なでしこ」は勝った

ナデシコの花言葉は「純粋な愛」が知られるが、「大胆」「勇敢」もある。サッカー女子W杯の準決勝で強豪イングランドを破ったなでしこジャパンは後者がふさわしい。試合前に佐々木則夫監督が「負ける気がしない」と語ったように、選手たちは自信に満ちて、大胆、勇敢だった。

▶全員の勝利だが、澤穂希選手を取り上げたい。15歳で日本代表に招集され、6度目のW杯は男女を通じて世界最多である。主将として出場した前回大会の優勝でチームは国民栄誉賞を受賞し、アジア人では初のFIFA最優秀選手賞に輝いた。36歳で迎えた今大会は脇役でも存在感は変わらない。

▶北京五輪での「苦しい時は私の背中を見て」が思い出される。座右の銘という「夢は見るものではなく叶えるもの」はもちろん連覇である。小欄で紹介した佐々木監督の名言といい、なでしこの言葉は美しいシュートのように心に響く。それに比べて政治家の失言、暴言のなんとお粗末なことか。