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名作「男たちの旅路」 山田太一さん「重みあった鶴田さん」 日本映画専門チャンネルで

【ZOOM】名作「男たちの旅路」 山田太一さん「重みあった鶴田さん」 日本映画専門チャンネルで
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 ■「男たちの旅路」「北の国から」ドラマ枠で放送

 BS日本映画専門チャンネルは7月から名作ドラマ枠を新設し、「北の国から」(金曜午後10時)と「男たちの旅路」(土曜午後8時)のレギュラー放送を始める。かつての地上波放送時と同じ曜日・時間に毎週1話ずつ放送されるのが特徴。「男たちの旅路」を手掛けた脚本家の山田太一さん(81)は「過去の作品はいろんなことを語ってくれる」と振り返る。(三品貴志)

 「男たちの旅路」は昭和51~57年、NHKの土曜ドラマ枠で全13話が放送された。警備会社を舞台に、特攻隊の生き残りのガードマン、吉岡(鶴田浩二)と、陽平(水谷豊)や悦子(桃井かおり)ら戦後世代の若者たちの衝突や交流を描き、世代間のギャップや社会問題を浮き彫りにしていった。

 吉岡が葛藤しながら若者に説教したり、自身の思いを告白したりする場面が今も強烈な印象を残す。山田さんは脚本執筆前、鶴田の自宅を訪れ、熱心に特攻隊の話をする鶴田の姿を見て物語の着想を得たという。

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