歌手25周年、声優・林原めぐみ 幻の初期ベスト「タイムカプセル」

「らんまもヒミコも全部、私の走行に必要だった」と語る林原めぐみ (古厩正樹撮影)
「らんまもヒミコも全部、私の走行に必要だった」と語る林原めぐみ (古厩正樹撮影)

 ■「へたさの中に勢いや味」

 声優として「スレイヤーズ」「新世紀エヴァンゲリオン」など数多くの代表作を持つ林原めぐみが、歌手デビュー25周年を記念し、幻の初期楽曲を集めたアルバム「タイムカプセル」(キング)を出した。声優がレコード会社と契約し、継続的な歌手活動を行う「声優アーティスト」の先駆けとなった林原。「どの楽曲も(アニメの)キャラクターが暴れ、楽しんでいるよう」と振り返る。

 アルバムは3枚組みで、全34曲を収録。「チンプイ」「らんま1/2」「魔神英雄伝ワタル」「七つの海のティコ」など、平成元~15年に出演したアニメのキャラクターソングを中心に、メーカー13社が協力して幻の楽曲が集結した。

 「私にとって、演じることと歌うことに境はなくて、せりふに音符が付く感覚なんです。それでハードルが上がりもしたのですが、『その子らしさは何だろう』と毎回、考えていくのが楽しかった」と語る。

 今でこそ声優が楽曲を発表することは定着したが、デビュー当時は「アイドル声優」という言葉が広がり始めた頃で、そう呼ばれることに違和感があったという。「歌うことが別の方向に引っ張られてしまう気がして、『歌う声優』でいいじゃん、と感じていたのは事実です」と明かす。

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