猛毒ヒョウモンダコの確認例増 「危険、絶対触らないで」島根県が注意呼びかけ

 猛毒を持つとされるヒョウモンダコが島根県内で確認される例が増えているとして、海水浴シーズンの本格化を前に、県は「大変危険なので絶対触らないように」と注意を呼びかけている。

 ヒョウモンダコは、日本から豪州にかけての熱帯や亜熱帯の浅い海の岩礁などに生息。体長約10センチで、刺激を受けると青い斑紋(はんもん)が浮き出る。唾液に神経毒のテトロドトキシンが含まれ、かまれると神経まひや呼吸困難などを引き起こす恐れがある。海外では死亡例もあるという。

 県内では近年確認例が増えており、平成24年に5件、25年に9件。26年は、松江市4件▽益田市、隠岐の島町、海士町各2件▽大田市、西ノ島町各1件の計12件にのぼった。

 今年も今月26日現在で、隠岐の島町2件、西ノ島町、知夫村各1件の計4件を確認。県水産課は「見つけたら、日時や場所などを知らせてほしい」と話す。問い合わせは、同課(電)0852・22・5323。

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