ギリシャ「未知の領域」へ デフォルトにユーロ圏離脱

 ギリシャ国内では先行きの不安から銀行預金流出が続くが、さらに加速する恐れがある。現在は欧州中央銀行(ECB)が資金繰りを支えているが、ECB内には反対意見もあり、ECBの動向が鍵を握る。

 7月5日に国民投票を行った後の行方も不透明だ。EU側の再建策が賛成多数で支持されても、失効した支援の再開手続きが迅速に行われるかは不明。財政に窮したギリシャ政府が賃金などの支払いに借用書を発行するような事態に陥れば、ユーロ圏離脱にもつながりかねない。

 ギリシャに最近、欧米と対立するロシアもエネルギー分野などの協力拡大で接近。EU内の分断を図る動きともとれる。財務相会合のデイセルブルム議長は27日、最悪のシナリオを避けるため、「(対話の)扉は常に開いている」と、ギリシャ側に呼びかけている。

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