ギリシャ「未知の領域」へ デフォルトにユーロ圏離脱

 【ベルリン=宮下日出男】国民投票実施を決めたギリシャへの欧州連合(EU)の金融支援が30日で打ち切られる見通しとなり、同国の財政破綻やデフォルト(債務不履行)の可能性が一段と高まった。ユーロ圏離脱も現実味を増し、ギリシャ問題の行方は「未知の領域」(欧州メディア)に差し掛かりつつある。

 「危険の波及を防ぐためにあらゆる措置をとる」。27日のユーロ圏財務相会合後、ドイツのショイブレ財務相はこう強調した。債務危機に見舞われたユーロ圏は危機対応を強化。影響は最小限に抑えられるとの認識がギリシャの支援延長要請を拒んだ背景にある。

 ギリシャのバルファキス財務相も「われわれは(困難を)乗り切る」と強気を見せる。だが、30日に支援が失効すれば、残る融資も受けられず、同日に期限を迎える国際通貨基金(IMF)への債務返済もほぼ不可能とされている。