京都五花街の芸舞妓(まいこ)が一堂に会する合同公演「都の賑(にぎわ)い」(27、28日)に向けた稽古を締めくくる「総ざらえ」が26日、京都市東山区の南座で行われた。
「京を慕いて」では、五花街の舞妓20人が柳のかんざしと色とりどりの着物姿で登場。同じ曲、同じ舞台で流派ごとに異なる振り付けを披露し、出演者が勢ぞろいする「祇園小唄」でフィナーレを飾った。
初舞台となる祇園甲部の舞妓、佳(か)つ雛(ひな)さん(19)は「あこがれの南座の舞台に立てて、とてもうれしおす。それぞれの花街の良さを見ておくれやす」と話した。問い合わせは京都伝統伎芸振興財団((電)075・561・3901)。