日本電産のファン感謝デー「孫さんに学んでいます」カリスマ経営者との問答で沸く株主総会

日本電産のファン感謝デー「孫さんに学んでいます」カリスマ経営者との問答で沸く株主総会
日本電産のファン感謝デー「孫さんに学んでいます」カリスマ経営者との問答で沸く株主総会
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 日本電産の株主総会が23日、京都市内で開かれ、株主20人が質問に立った。シャープ元社長の片山幹雄副会長を取締役に選任する議案なども話題となったが、質問はカリスマ経営者の永守重信会長兼社長の経営・事業戦略だけでなく、好きな歴史上の人物や招集通知の写真の見え方まで多岐にわたった。経営不振や不祥事で追及される株主総会が目立つなか、同社の場合は、一代で精密小型モーター世界最大手にした永守氏のファン感謝デーの側面が垣間見えた。

 株主との主なやりとりは以下の通り。

 ◇

「女性に下駄は履かさん」

 男性株主「歴史上の人物でどなたがお好きですか」

 永守社長「私は京都の経営者の中で(オムロン創業者の)立石一真さんを一番尊敬申し上げとるんです。創業して10年ぐらいの間に大変お世話になりました。いろいろと教えていただいてね。あの方もまったくのゼロからおはじめになっているんです。私もまったくゼロからですわ。何か悩みがあるとオムロンに行ってよくごちそうになってね、いろんなことを教えていただくというか、あの人は教えないんです。ただ『わしも同じ経験ある。そんな経験当たり前や。それができへんかったら会社やめた方がええぞ』と、非常に勇気づけられる言葉でありましてね。尊敬している人挙げろといわれたら、立石さんと、自分の母親ですな」

 男性株主「対処すべき課題として女性の活躍できる環境づくりとあるが、前に並んでいる役員に女性いない」

 永守社長「やっと昨年10月1日に女性3人が部長職に上がりました。この3人が次は役員に上がっていく。一般的には、女性は少し下駄をはかさんといかんという意見があるんですよ。我が社はそれはしない。まったくの実力で上がってもらう。株主さんからいわれたからむりやり引き上げるという考えは私にはありません。同じ力を持った人を男女関係なしに登用する。何年かこうやって来てもらったら、今から上がってくると思います」

「裸の王様にはならぬ」

 女性株主「招集通知を開けたらあれ社長の顔変わったと思った。真ん中折れてるんです。顔がゆがんでみえるので、お顔を(折れ目から)外していただきたいというのがファンの意向です」