投資詐欺、狙われる学生 「すぐ利益出る」落とし穴 大学も注意喚起

 昨年は投資用教材のDVD購入のトラブルが続発。国民生活センターによると、大学生によるDVD購入に関する相談件数は平成24年度は162件だったが、26年度は428件に急増している。消費者庁と都は昨年、勧誘目的を隠して、大学生らを呼び出し、50万円以上する教材のDVDを販売していた訪問販売業者に一部業務停止命令を出した。購入を迫り、代金の返済に困ると学生ローンでの借り入れを勧める業者もあった。友人や先輩が勧誘者となって、学生が断りにくい状況を作りだし、悪用していた。

 今年に入りDVD絡みの相談件数は減少した一方で、DVDをUSBメモリーに変えたり、BOという新たな取引を口実に使ったりする手口が増えている。

 「楽して稼ごうとしている面がある」と、都消費生活総合センター相談課の阿部耕治課長は被害に遭う大学生側の問題を指摘する。学生を含む29歳までの若者が都に寄せる消費生活相談件数は25年度は1万5289件と9年ぶりに増加し、26年度も1万6213件と増加傾向が続いている。