投資詐欺、狙われる学生 「すぐ利益出る」落とし穴 大学も注意喚起

 架空の投資名目などで学生をだまし、現金を詐取する問題が相次いでいる。最近でも中央大学法学部の男子学生(21)に携帯電話の無料通話アプリで事業話を持ちかけられた都内の女子大学生(21)が、事業への参加費名目などとして、100万円以上支払ったのに返金されないトラブルがあり、警視庁に被害相談する事態が発覚。消費者庁や東京都が行政処分に乗り出すケースもあり、大学側も注意を促している。

 「今年はバイナリーオプション(BO)関連の被害相談が多い」

 都内の司法書士によると、為替相場が上がるか下がるかを予想して投資するBOと呼ばれる金融取引をめぐり、大学生からの問い合わせが多いという。

 「すぐに利益が出る」との甘い言葉につられて入金したものの、その業者は無登録で連絡が取れなくなり、投資した金をだまし取られるといった具合だ。法律で守られている未成年者と違い、特に20歳を超えた大学生がターゲットにされている。

 「だましの手口が変化するだけで、基本的には社会経験が浅くだましやすい学生が狙われる」と司法書士は話す。