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ピーちゃんの飼い主を捜してます-。大田区立大森第十中学校(同区仲池上)に、雄のオカメインコが迷い込んだ。飛び回った後に人の頭や肩に止まる人なつっこい性格。教員らからは「ピーちゃん」との愛称でかわいがられている。
「ピー、ピー」。同校の校長室で元気に飛び回ったピーちゃんが、女性教員の肩に着地すると、室内は笑い声で包まれた。「話しかけると、『ピー』と応えることが多いから、今の愛称が付けられた」と川上雅次校長は説明した。
ピーちゃんが同校に迷い込んだのは、11日午前10時ごろ。校庭で1年生の運動会のリレーの練習が行われている中、スタート地点に舞い降りた。逃げようとしなかったため、教員がカゴをかぶせて保護。職員室でリンゴなどの餌が与えられ、同校に1泊した後、生徒宅に預けられた。
人に慣れていることから誰かに飼われていたとみられ、同校は飼い主を捜し、23日までは学校の周囲8カ所に貼り紙を掲示。これまでに数件の問い合わせが寄せられたが、いずれも飼い主ではなかったという。
川上校長は「人なつっこく、飼い主にかわいがられていたと思う。心当たりのある人は、名乗り出てもらいたい」と話している。情報提供は同校(電)03・3752・4245。