トヨタ自動車が2015年3月期に豊田章男社長に3億5200万円の報酬を支払ったことが24日、同社が提出した有価証券報告書で分かった。前期の2億3000万円から1億2200万円増加した。
有価証券報告書によると1億円以上の報酬を支払ったのは、豊田社長を含め8人で前期の7人から増えた。2億円を超えたのは豊田社長のほかに内山田竹志会長だった。取締役17人の報酬総額は17億2100万円に上り、21人で15億2200万円だった前期よりも増加した。
4月に女性初の役員に就任し、今月18日に麻薬取締法違反容疑で逮捕された常務役員、ジュリー・ハンプ容疑者の名前はなかった。トヨタの役員報酬は業績に連動しており、好調な業績が続いていることが報酬増につながった。