浪速風

少子化を加速する草食系

6年前の「2009ユーキャン新語・流行語大賞」授賞式。「草食男子」でトップ10入りした俳優の小池徹平=東京都千代田区 
6年前の「2009ユーキャン新語・流行語大賞」授賞式。「草食男子」でトップ10入りした俳優の小池徹平=東京都千代田区 

「草食男子」がユーキャン新語・流行語大賞のトップテンに選ばれたのは平成21年である。「恋愛に縁がないわけではないのに積極的でない」とされ、映画やテレビドラマにもなった。対比するように「肉食女子」も流行したが、今や男女共に草食系のようだ。

▶内閣府が20~30代の未婚で恋人のいない男女に「恋人が欲しいか」と尋ねたところ、約4割が「欲しくない」と答えた。理由(複数回答)は「恋愛が面倒」(46・2%)、「自分の趣味に力を入れたい」(45・1%)と続き、「恋愛に興味がない」も28・0%。異性のことばかり考えていた世代には信じられない。

▶日本生命の調査でも、独身者の4人に1人が「結婚したくない」「あまり結婚したくない」で、「経済的な不安」よりも「1人でいるのが好き」「何となく」が多かった。出会いを演出しようにも関心がないのではおせっかいのやきようがない。これでは少子化に歯止めがかからぬ。由々しき事態である。