映画オタク記者のここが気になる

世界で奇怪な現象が続発…地球上から人間が消える『レフト・ビハインド』が描く終末とは

 既に映画シリーズもあり、昔WOWOWで放映されたシリーズ第3弾「人間消失 ファイナル・ウォー」(2005年)の録画DVDを個人ライブラリーから引っぱり出して見てみた。謎のウイルスに侵された地球で人類を守るために米大統領(ルイス・ゴセット・ジュニア)がニコライと戦うという内容で、ここまでくると荒唐無稽と言わざるを得ない。

 「携挙」を描いた映画は先月にもう1本、日本で公開されている。米映画「リメイニング」で、携挙された人々がバタバタと倒れ肉体が死んでしまうところが「レフト・ビハインド」と違う。共通するのは携挙されなかった牧師が出てくることだ。

 聖書の記述を基にした終末映画は、過去にも「悪魔が最後にやって来る」(1977年)や「第七の予言」(88年)、「リーピング」(2007年)などがあった。公開当時は娯楽作品として単純に楽しんでいたが、火山の噴火や地震、異常気象などが頻発する昨今、なにやら現実味を帯びてきてはいないだろうか。

 ちなみに携挙の前にはラッパが響き渡るという。まさかとは思うが…。(WEB編集チーム 伊藤徳裕)

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