この存在感…維新「橋下氏ありき」の党運営変わらず 主導権争いに影響も

安保政策に関する特別勉強会の会場に到着した橋下徹最高顧問=20日午後、大阪市中央区(沢野貴信撮影)
安保政策に関する特別勉強会の会場に到着した橋下徹最高顧問=20日午後、大阪市中央区(沢野貴信撮影)

 維新の党が20日に大阪市で開いた安全保障に関する勉強会は、政界引退を表明した橋下徹最高顧問(大阪市長)の存在感がなお健在であることを印象付けた。党安保調査会で全会一致で決めたばかりの対案を橋下氏の主張で変更する方向となったためだ。市長任期(12月18日)満了までの間の9月には代表選を控えており「橋下氏ありき」の党運営は当面続きそうだ。

 維新の対案を酷評していた橋下氏が20日に直接国会議員と議論したことで、双方の誤解はひとまず解けた。松野頼久代表は勉強会後、記者団に「心配していたが、話してみると本当に価値観が一致していた」と強調。橋下氏による「ちゃぶ台返し」もなく、対案は微修正となる見通しだ。

 ただ、対案の再検討を迫った橋下氏の強すぎる影響力への懸念は残っている。そもそも勉強会開催は橋下氏の強い意向だった。当初は13日が有力だったが、民主党出身議員らが反発し、いったん白紙になった。

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