駅そばの「違いを楽しむ」
興味の対象は「乗り鉄」だけではない。イチオシは「そば鉄」だ。
「最近は駅そばを究めようとしています。日本初の『そば鉄』アイドルです」
駅構内にある立ち食いそば屋をめぐるのが好きだという。「駅そばは奥が深いんです!」
たかが駅そば、されど駅そば。地域によって特徴があり、「この違いを楽しむのは、鉄道趣味に通じるところがあります。たとえば篠ノ井駅(長野市)の駅そば。野沢菜わさび昆布そばは最近食べて大感動しました」と力説は止まらない。
長野県内の駅そばはつゆが濃いめで、そばがおいしいという。関西では、JRの駅にある「麺家」のとり天そばや阪神梅田駅西口改札付近にある「まねきそば」がおすすめとか。「やっぱり私、鉄道の旅が好き。でも長いこと旅をしていると、高い駅弁はそうそう買えない。駅そばなら手軽に、地元の味を楽しめるんです」
車両と人生重ね合わせ…
浮き沈みの激しい芸能界。アイドルやタレントも群雄割拠だ。
「車両にもそれぞれファンが付いています。私の目標は500系です。彼の人気はずっとナンバーワン。いつまでも愛される人になりたい。500系に自分のあこがれを重ねています」
JR西が開発した新幹線500系。平成9年3月のデビューから18年たった今も人気はいささかも衰えていない。約4分で最高時速300キロに到達する加速性能を誇り、営業列車としては世界最速(表定速度)のギネス記録を樹立した名車として知られる。
普段乗る通勤電車にも歴史を感じるという。
「関西の車両ってめちゃくちゃ古い。50年選手もあって、ずっと活躍している車両を見ると、自分も頑張らないといけないなと。そういう感動を皆さんに伝えていきたいです」