浪速風

日教組が手ぐすね引いているのでは

高校時代は学園紛争の頃で、全共闘に同調して反戦デモに参加する生徒もいた。校内では「管理教育反対」「制服・制帽廃止」などの運動が盛り上がった。小欄はノンポリだったが、もし選挙権があったら確実に投票に行っただろう。政治が本当にわかっていたかは別だが。

▶選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が成立した。70年ぶりの見直しである。安保法制関連法案のような侃々諤々(かんかんがくがく)の議論もなく、全会一致で可決された。さて引き下げの理由となると、世界的に、とくに欧米の先進国では18歳以上だから、としか考えられない。

▶若者自身が「もう大人だ」と言うならいい。「日本の将来を担うのは我々だから」という意識なら選挙権は当然だ。高校生でも一票を行使できる。権利には責任が伴う。社会をどうするか、日本はどうあるべきかを学んでほしい。問題はその票を目当てに日教組が手ぐすね引いていないか。注意したい。